昭和の子供
先日親戚の2歳半の子供がイクラが好きと聞いてたまげてしまった。私の子供の頃には「イクラは子供にはまだ早い!」という代物だったのに・・・そんな話を知人にしたら「今は生きにくいよね~」と話が弾んだ。
私が子供の頃はお寿司は盆暮、それも親戚の家でのみだった。
ケーキだって年1回、母が近所の八百屋の点数券を一年かけてためてくれて引き換えた、バタークリームケーキだった。それを数日前から「もうすぐケーキだ♪」と心待ちにした。
電話もなくて向かいのタバコ屋に呼び出してもらっていた。
なんだってある今は、特別なものがなくなってなんだかつまらないかもしれない。
成長するにつれて「実家は実はちょっと貧乏だったんだ」とわかってきたが、周りも物を持っている人はあんまりいなかったからあまり貧乏感がなかった。でも今はみんなが色々なものを持っているから、ないとちょっと切ないかもしれない。
貧乏でも楽しかった昭和の子供だった私は昭和の時代から大切な宝物をもらった気がする。
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