先月義父のお供で主人とともにクルーズの旅に出た。
とても楽しい旅だったのだが、ひとつだけ思うのは済州島でのこと。
タクシーをチャーターして、日本語の話せる運転手さんに案内してもらい。一生懸命やってくださったのだが、問題は運転手さん推しのところは日本にも、特に私の町にもあるということ。たとえば抹茶アイスクリームがおすすめの店に連れて行ってくれたのだが、静岡はお茶の観光地だ。海の眺めが素晴らしい景勝地も推してくれたが、静岡にも三保の松原がある。運転手さんの、うれしそうなどや顔を見ると言えなかったんだけどね。たのしかったら、もう一度行ってみたいと思っているんだけどね。
以前海外の知り合いをお昼に連れていく中、途中の道々を「きれいです」と何度もほめてもらったことがあった。私たちにしてみれば「何が?」という山道だったのだが、彼女の町では、あまりみずみずしい緑は見られないらしい。
そんなことも思い出しながら、どこかに連れて行ってあげるときにはその人のバックグラウンドがわかっていると、もっと案内しやすいのかもしれないと、済州島の海を見ながら思うのだった。