ただは所詮タダ
我が家に限ったことではないと思うが、農家の方は往々にして「人件費」の考え方がない。「自分が動けばタダだから」と思ったりする。
だから私がきっちりお金をとって農産物を友人などに売ったりすると、あまりいい顔はしない。そもそも「お金」の話は好まない。
しかし自分が一生懸命作った農産物を差し上げるのは自分たちの大事な農産物の価値を下げることになるのではないかと思う。
これは太極拳を教えることにもいえる。わたしは自分が会社員だったときに、恩返しのような感覚で無料で太極拳を教えたことがある。しかしどういうわけか生徒さんは育たなかった。もちろん私の力量もあるが、大きな点は「与えられるものだから」かなと思う。
全部が全部ではないが、何かを代償にして自分で手に入れたものの方が大事に思えるみたいだ。
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